2017年3月7日火曜日

アルコール依存とニコチン依存

先日アルコール依存とニコチン依存に共有しやすい遺伝子が徐々に分かりつつあると論文化されていました。
本人の意志の問題ではなく、病気や疾患と考えるといかにサポートが必要か理解できるのではないかと思います。
勿論、遺伝子だけで全てが決まるわけではありませんが、、、

アルコールやニコチンに対する報酬システムが出来上がっているとそれから脱却するために必要なのは、本人の「意志力」ではなく、「モチベーション」と専門家の助けです。

こう言いかえることも出来ますね。
本気で止めようと思っているのであれば、きちんと専門家の助けを借りなさい。

しかし、佐賀市でそういう患者さんを受け入れる精神科が少ないこととや、
身体疾患を合併しやすいので内科と精神科と併診する必要があることが、
疾患の制御に対して治療の難易度を上げています。

記載:江口仁

2017年2月28日火曜日

待ち時間について

"病院の「長い待ち時間」はなぜ解消しないのか"

東洋経済さんの記事で非常にわかりやすい記事がありました。

シンプルで分かりやすい内容です。
「応召義務」と「値段設定」がミソとの結論です。
国民皆保険の制度上、弱者(病気の人や低収入の人)に合わせていると言えるかもしれません。

応召義務について
応召義務は非常にナイーブな問題ですが、原理原則からすればすべての医師は患者さんが受診した場合は診察しなければなりません。時間的な受診制限や専門性からの受診制限がどこまで許容されるかなど、どこまで断っていいのかが、非常にグレーですがミソになります。
最近の医療者は断りすぎている印象もありますが、訴訟回避やクレーム回避のためでもあります。結果論ですが、その人たちは結局満足できる医療を受けられなかったので断ってもいいのかもしれません。

値段設定について
飛行機や、遊園地のファストパスのように差別化しつつ、収益を弱者に回すようなシステムもあります。病院で言えば特別室などの収入を、収入にならない疾患や病態の人に補完するような方法もあります。一方、医療機関が高い収益を得たとしても文句は言えないことになります。

是非、上記の記事を読んでみてくださいね。

記載:江口仁

2017年2月14日火曜日

春遠からじ


雪が降りましたね。江口医院の庭も雪化粧しました。
椿の花が徐々に枯れつつあり、梅の花が咲きつつあります。
春遠からじ、です。

小学校、幼稚園の広報からは冬休みに運動量が落ちないように注意する紙が配布されます。
皆様はどうでしょうか?冬の運動量が落ちていないでしょうか?
寒いところに1人で出ても風邪はひきません。

少しずつ暖かくもなってきています。
是非、今日の一歩を踏み出しましょう。

雪の日はさすがに控えてもいいですが、、、(^^)

記載:江口仁

2017年2月7日火曜日

花粉症シーズンへ

インフルエンザは徐々にピークが過ぎている印象がありますが、次は花粉症のシーズンのようです。
鼻汁、目のかゆみ、咳嗽などで受診することが多いですね。
長い人は5月まで症状が続く人もいます。

現在は根治に至らない治療が主体ですが、
舌下免疫療法などにより根治的な治療が徐々に広まりつつあります。
(舌下免疫療法は残念ながら当院では行っておりません。)

Stop the 鼻水!

2017年1月31日火曜日

インフルエンザのピークが来ています

例年に比べて少しだけ流行が遅れていたインフルエンザもピーク期に入っています。



既に1月最後の日ですので後日動向が発表されると思われますが、
2月初旬まで過ぎるとピークは越したと思われます。
4月までぼちぼちと出たりしますが、、、

この時期で可哀そうなのは受験生と修学旅行(スキー)ですね。
感染症に罹患した場合はある程度の日数が治癒に必要ですので、早く治してあげたいけど医学的な限界があります。

受験シーズンはそういう意味でも秋に移ってくれればいいなぁと思っています。

記載 江口仁