"病院の「長い待ち時間」はなぜ解消しないのか"
東洋経済さんの記事で非常にわかりやすい記事がありました。
シンプルで分かりやすい内容です。
「応召義務」と「値段設定」がミソとの結論です。
国民皆保険の制度上、弱者(病気の人や低収入の人)に合わせていると言えるかもしれません。
応召義務について
応召義務は非常にナイーブな問題ですが、原理原則からすればすべての医師は患者さんが受診した場合は診察しなければなりません。時間的な受診制限や専門性からの受診制限がどこまで許容されるかなど、どこまで断っていいのかが、非常にグレーですがミソになります。
最近の医療者は断りすぎている印象もありますが、訴訟回避やクレーム回避のためでもあります。結果論ですが、その人たちは結局満足できる医療を受けられなかったので断ってもいいのかもしれません。
値段設定について
飛行機や、遊園地のファストパスのように差別化しつつ、収益を弱者に回すようなシステムもあります。病院で言えば特別室などの収入を、収入にならない疾患や病態の人に補完するような方法もあります。一方、医療機関が高い収益を得たとしても文句は言えないことになります。
是非、上記の記事を読んでみてくださいね。
記載:江口仁