2011年4月20日水曜日

ペルテス病~朝Web講義

医大総合の朝講義に参加してきました。
ネット接続の不具合で途中参加になりましたが、今日のお題はおそらくペルテス病。

ペルテス病は、5~10歳の子供に多い、股関節の病気。
発熱があって、股関節を動かせる範囲に制限が出来たり、CRPが異常に高かったりしたら、整形外科へ紹介すること。ペルテス病や化膿性股関節炎の可能性あり。
治療は安静とNSAIDs。小さい子にはイブプロフェンを使うことが多い。
診断はXpでは厳しい。MRIまで。
寝かせて股関節90度、膝90度曲げて、臍側に内転させると痛がる。

関節炎で頻度が高いのは単純性股関節炎で、これは自然経過で治る。
関節痛がなくなってもペルテス病に移行することがあるので2,3ヶ月後にXpでフォローを。
他に、化膿性関節炎、リウマチ熱(溶連菌感染後の関節炎)、若年性関節リウマチがある。
リウマチ熱は心臓にも来るので要チェック。
関節液貯留はエコーで見えることがある。
膝を痛がることがある。
子供はおむつを替えるときに泣く。

子供を見る機会はまだ少ないけど、勉強になりました。