2011年2月15日火曜日

性器クラミジアの検査

先日の講演会で、性器クラミジアの検査ってどんなだったかなーと思ったので調べてみました。

クラミジア・トラコーマチス抗体IgA、IgGを調べればわかる様です。
IgAが感染性、活動性の指標になります。IgGは既往の指標。
でも抗原検査が検出不能例、検体採取困難例のみ算定出来るらしい。

IgA(-) IgG(-) 感染なし。
IgA(+) IgG(+) 最近、感染した可能性あり。
IgA(-) IgG(+) 感染の可能性、既往。
IgA(+) IgG (-)感染のごく初期の可能性が考えられます。

検査をした人の3割は陽性(感染)となるそうです。どんどん増えるのかな。

クラミジアは症状がないままオオゴトなったりするので、性交渉の心当たりのある人(特に感染予防をしていない人)、帯下の増加がある人、下腹部違和感のある人、不妊の人、パートナーがクラミジアの既往がある人は、早めの検査、治療をお勧めします。

では、抗原の検査は?病巣のぬぐい液のクラミジア・トラコーマチス同定。
でも肺クラミジアで偽陽性となることがあるらしい。

参考までに。
IgM・・・1週間以内に上昇。治療・無治療にかかわらず速やかに消失。2ヵ月以内に陰性化。
     ※再感染では上昇しない。
IgG・・・約1ヵ月後から上昇。数年間持続。約4年で陰性化。
IgA・・・IgG抗体に遅れて5~6週間で上昇。数年間持続。約3年で陰性化。