明けましておめでとうございます。
世間ではお正月は過ぎ去り、鏡開きの時期かと思いますが、私は昨日追加の年賀状を書き終わりました。あ、出していない。出さなくては。
昨日、与賀神社の十日えびすに初めて行って来ました。数年分ためたお守りをお火焚きして貰えるよう預けて、お参りしてきました。病院の場合、無病息災と商売繁盛が矛盾してしまうので、1月から着任した、肝疾患医療支援学講座の運営がうまく行くようお祈りしてきました。
肝疾患医療支援学講座は、佐賀県の肝癌ワースト1位脱却を念頭において計画された企画書を、佐賀県に提出し、佐賀県から認められて予算が降り、佐賀大学内に出来た講座です。医学部内の肝疾患センターにあります。
佐賀県の肝癌ワースト1位は、12年目に突入するそうです。肝癌を減らすためには、まず、肝炎を減らすことです。そのために、肝炎ウイルスの健診を受けてもらうこと、肝炎ウイルスの感染がわかったら医療機関を受診して貰うこと、治療が必要な患者さんに(地域で)治療が導入されることを目指します。そのために、佐賀県中のデータを集めて、調査をしながら、精密検査や治療が必要そうな患者さんを抽出し、講座の医師がかかりつけ医療機関の医師と相談出来るシステムも作る予定です。早く始動したいので大急ぎで準備中です。
プライマリー・ケア医としては、肝炎の患者さんの対応の仕方を少しでも詳しく学ぶべく、真摯に企画にのぞみます。
B型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスの検査、ぜひ受けて下さいネ。