2015年6月30日火曜日

6月20日 佐賀大学総合診療部同門会に参加しました

もう六月も終わります。
一月からちょうど半年が過ぎたことになり、江口仁が勤務に入ってから三カ月が過ぎました。
少しずつシステムに慣れつつ、病院とは違う形での気軽スピーディーな診療を展開しつつあります。

話は変わりますが、10日前(6月20日)に佐賀大学総合診療部の同門会に参加しました。
同門というとあまり聞いたことがない人もいるかと思いますが、要は部活のOB会みたいなものです。
総合診療部の現メンバーだけでなく、総合診療部を卒業して各病院に勤務している医師も参加しています。したがって、昔非常にお世話になった先生も参加されていますから、昔話に花が咲いて時間が足りませんでした。
また、後輩がすごく逞しくなっていて感動しました。

総合診療部と一括りにしてはいけないのではないかと思うほど、
勤務している医師の個性働いているスタイルは異なります。
一般内科勤務医、クリニックの医師、高齢者医療、2次救急、僻地診療所、リハビリ病院などなど。
勿論、大学病院の勤務医も多く参加しています。

患者さんから見ると、こっちの病院からあっちの病院に移ったけど、出身は同じ総合診療部ということがあります。研修医から見るとスキルアップ、キャリアに多様性のある診療科と言えるのではないかと思います。

2015年6月24日水曜日

予後1年の患者さんのスタチンは辞めても良いよ、の論文紹介。

抄読会で読んだ論文の紹介です。

癌などの理由で、後生きられるのは1ヶ月~1年と予想される患者さんが、
ここしばらく心血管系の病気を起こすことなくスタチン(高脂血症の薬)を飲んでいた場合、
そのスタチンを辞めたらどうなるか、の研究論文です。

結果、どうもならない。
スタチンを辞めなかった人たちと比べて、
早く亡くなる訳でもなく、
心血管系の病気を起こす訳でもない。

スタチンは、心血管系の病気を起こさないための予防や
病気を起こした人が次に心血管系の病気を起こさないための予防で内服することが多いですので、
この結果は、予後の短い患者さん限定ですが、
スタチン辞めても良いよ、ということになります。

薬を辞めるのは勇気が要ります。
高齢の患者さんに対して、
必要のないお薬じゃないかな、と思いながら処方し続けたり、
患者さんも変化を嫌がって内服を希望されることが多いですが、
薬を1つ減らすだけで患者さんの生活の質は上がるし、
余計な副作用を考える必要もなくなります。

あなたの予後は1年未満です、とはなかなか限定しにくいので、
もう少し長い予後、
高齢者の5年、10年での検討が欲しいなというところですが、
ご高齢中のご高齢の方(90歳以上とか?)は、
辞めることを検討しても良いかと思います。
そもそもだんだん食が細くなるので、
コレステロールが上がることは少ないように思いますので、
辞めてみての再評価も必要ですね。

薬を出す時は辞める時のことを考えながら出したいものです。

2015年6月23日火曜日

胃腸炎が流行っているようです

胃腸炎の患者さんを見ることが多くなっています。
どうも小学校を中心に流行っているようです。
ちょっと暑くなってきた時期に食中毒も多くなってきますので注意してください。

ウイルス性胃腸炎の感染予防の基本は手洗い、うがいです。
最近の論調ではウイルスの排出が数週間続くことが多いようですので、油断しないように……

2015年6月2日火曜日

当ブログ及びiタウンページが更新されました

まだ、梅雨入りはしていないようですが、雨で蒸し暑くなってきていますね。

2015/6/2 当ブログ、iタウンページともに新しいサイトとなりました。
写真を多く取り込むことによって、雰囲気などを感じて頂ければと思います。

iタウンページはアクセス方法によってはまだ更新されていないようです。