2017年1月24日火曜日

完璧な医者、完璧な医療

指導医、認定医の更新や申請には学習、講習、レポートが必要です。

学習の際、心から感じるのは医療者は未熟であるということです。
学べば学ぶほど、知らなかったことが、物凄く沢山出てきます。

到底、医学のすべてを頭の中にいれることは出来ません。

医師の頭には医学の知識はすべてが頭には入っていませんが、知識があること、知識をどう使うのかというノウハウが頭に入っているのでしょう。

そのノウハウ=名医なのかもしれません。

医療情報はネットでも手に入りますが(最近は信頼性を問われていますね)、
医療情報をどう活かすのかというノウハウは手に入りませんよね。

そして、どう活かすのかは僕の年代の医学教育では受けていない「気がします。」



「命がかかっているんですよ!完璧であれ!」と、言うのは幻想でしかないでしょう。
何らかの専門医の試験で満点が取れる医者は数%でしょう。

疾患そのもの、出会った医師、その医師を育てた医師、医療機関の場所、その土地の医師数、コメディカル、国、時代、年齢、体力、遺伝子、ストレス、文化、死生観、仕事、趣味、健康意識などなどなどなど、様々な条件が一人一人の病状に関わっていく中で、「出会った医者のみ」がどれほどあなたの運命を変えることが出来るのでしょうか?


それはそんなに大きいものではないと、現場の感覚では感じています。

それでも、やぶ医者だらけの世界から、比較的ましなやぶ医者になるべく勉強致します。


記載:江口仁