2014年8月26日火曜日

ナッツを食べれば食べるほど体に良いよ

総合医局の抄読会で読まれた論文です。

Association of Nut Consumption with Total and Cause-Specific Mortality

ナッツを食べれば食べるほど体に良いよ、という話でした。
体重が大きい人も小さい人も、
野菜を食べる人も食べない人も、
お酒を飲む人も飲まない人も、
果物を食べる人も食べない人も、
ナッツを食べれば食べる人体に良いよ、という話でした。

体に良い、というのは30年後、何かが原因で死亡している確率が低くなるということ。
食べれば食べるほど、というのは、
全く食べない人~週14g以上を7回以上食べている人までを観察しています。
ナッツというのは、ピーナッツでも木の実(カシューナッツ、くるみなど)どちらでも良さそうです。

肥満や喫煙で死亡率が下がっていて解釈に疑問は残りますが、立派な雑誌からの論文です。

ナッツは高カロリーという印象があり、
体重の多い方にはあまり進めておりませんでしたが、
その分、間食が減ったりするのかもしれません。
血糖の上昇が緩やかにするので一緒にとった食事が体脂肪になりにくいとか言う話もあるようです(これはネット情報)。
太る太らないは、カロリーだけではないんですね。

ナッツ会社の回し者ではありません。
証拠に、私はナッツがあまり好きではありません。
柿の種も柿だけ?食べます。
ナッツを食べる患者さんには、良いですよ!と気持ち良くおススメしようと思います。