2016年6月14日火曜日

医者=科学者+牧師やお坊さん

一般内科医という今の仕事が、科学者と牧師さんやお坊さんの真ん中ではないか?と最近感じています。

医師は通常科学として西洋医学を中心に学びます。
その科学を使ってなぜ治療をするのか、どういった生活をするのかは、
最終的には生き方に関わっていくことになります。

どういう治療をするのかも、どんなふうに生きていたいのか、
そして、逆にどう死にたいのかも生き方に関わっていきます。

一般内科医としては、どう生きたいのかに寄り添って治療方法を選びたいと思っています。
太く短い人生、細く長い人生、辛くとも挑戦したいのか、もう辛さなどからは逃げ出したいのか。

しかし、時々問われます。
本人から どう生きればいいでしょう?
家族から この人の人生はこれでいいのでしょうか?

どう生きるべきなのかを求め勉強しているのは牧師さんやお坊さんではないでしょうか?
僕には完全な正解は分かりませんが、どの生き方でも幸せに生きれれるように手助けがしたいなと思っています。
また、どんな選択肢であっても最後はきつくないように手助けが出来ればと思っています。

記載:江口仁