2016年9月13日火曜日

小医は病を癒し、中医は人を癒し、大医は国を癒す

小医は病を癒し、中医は人を癒し、大医は国を癒す

公衆衛生の大切さを説くフレーズです。
最近では、ワクチン行政や、ジカ熱、麻疹などのコントロールが話題になっています。
これまでは、上下水道の整備、ワクチン、食糧事情の改善などが、人の余命を伸ばしてきたのだと思います。

現代では、医療は細分化され小医が多くなったともいえますし、昔よりより多くの知識が必要になってきている事実もあります。
つまり、小医、中医、大医で誰がえらいとか賢いとかが問えない時代ともいえます。

その人なりの役割や責任を果たす時代です。


ジェネラリスト、一般内科医、プライマリケア医は通常中医に近いと思われます。
が、個人的に目指したいのは中の上医、やや大医に寄った存在になれればと思います。
診察をしていて、いかに予防医学が大切か、人と人とのつながりや社会性、文化が大切か実感するこの頃です。

ただ、予防は治すことより簡単ですが、症状がないために努力し続けることが難しいですね。

記載:江口仁