2016年10月11日火曜日

インフォームドコンセント(説明と同意)とパターナリズム

インフォームドコンセントとは、説明と同意。

A治療は、〇のリスクがあり、△の治療率です。
B治療は、〇のリスクがあり、△の治療率です。
C治療は、、、

パターナリズムとは、強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益になるようにと、本人の意志に反して行動に介入・干渉すること(Wikipedia)

貴方はA治療だ。
(説明なしに)では、薬を出します。


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日本では、パターナリズムが先行して病状説明、治療がなされてきました。
あまりにもパターナリズムが多くなり、インフォームドコンセントが台頭してきました。
自分で方針を決めなさい。患者さんの自己決定権の復権です。

しかし、臨床では決めれないことが多々です。
パーセンテージだけでは、どうしていいのかわからなくなることが多いのです。
一つの理由として、日本人は西洋人と比較して、自己決定を好まない人種とのことです。

寿司屋では、お勧め。
ランチはAセット。

結局は主治医と相談しつつ、「お勧め」を選ぶこととなるのでしょう。