■ 一言に風邪薬と言ってもいろんな風邪があるようにいろんな薬があります。風邪の症状に合わせて処方を受けて下さい。いろんな症状がある人は、一番辛い症状を伝えると良いでしょう。前立腺肥大で尿が出にくい人、緑内障がある人、以前飲んだお薬でアレルギー(皮膚のブツブツやか痒み、意識や血圧の低下など)があった人は必ず伝えて下さい。
・体を温める内服薬
・元気を出す内服薬
・食欲を出す内服薬
・鼻水を止める内服薬
・喉や頭、腫れたリンパ節の痛みをとる内服薬や坐薬
・痰を出やすくする内服薬
・痰を切れやすくする内服薬
・痰を出しやすくする内服薬
・お腹を動かす内服薬
・お腹の動きを止める内服薬
・腸の中の細菌のバランスを良くする乳酸菌の内服薬
・胃の粘膜を守る内服薬
・咳反射を止める内服薬
・嘔気を抑える内服薬、点滴
・バイ菌を殺す内服薬、点滴
・喉の粘膜を保護するうがい薬
■ 咳や下痢は、バイ菌を体の外に出す身体の大切な防御反応ですので、最近では止める治療は積極的にはしていません。咳があまりにきつくて眠れないとき、咳で食事が取れないときは相談して下さい。下痢がひどい時は点滴が必要となってきます。
■ 抗生剤について
感染すると風邪症状を引き起こす、いわゆるバイ菌の中には、ウイルスと細菌があります。風邪の多くはウイルスが感染していることが多く、抗生剤が効かないことが多く、ほとんどの場合は、ウイルスを体の外に出すための身体の反応をサポートすることになります。
バイ菌を殺す薬は、抗生剤、抗生物質、抗菌薬と呼ばれています。必要な時に十分な量を十分な期間投与することで効果が得られます。また、細菌の種類によって抗生剤の種類も変わってきます。自己判断での乱用や、他の人から貰ったりあげたりはしない方が賢明です。症状が軽くなってきても、指示された量を指示された期間飲むことを強くお勧めします。
■ 点滴について
「風邪をひいたので点滴を…」と言う患者さんが時々います。だいたいそんな時にする点滴は、ポカリスエットを薄めたような点滴を1~半本します。ビタミン剤を入れるところもあるかもしれません。点滴をするよりも、水分をしっかり摂って、可能な範囲でバランスの良い食事をすることが、点滴よりも大切です。しかし、食事が口から全く摂れないような下痢や嘔吐の場合は、点滴が医学的に必要と判断される場合は、点滴が大切な治療となってきますのでご相談下さい。また、感染に弱い基礎疾患(糖尿病、ステロイド内服中、慢性閉塞性肺疾患COPDなど)をお持ちの方、高齢の方など、細菌が関係していて今後悪化しそうな兆候がある場合には点滴で抗生剤を投与することがあります。お持ちのご病気があればしっかり伝えて下さい。
Eguchi clinic. A doctor is specialized in gastroenterological medicine. Two doctors are in General Medicine. We see the patients with common disease. iタウンページにHPを掲載しました。 https://itp.ne.jp/info/411110349400000899/
2010年4月20日火曜日
コレステロール
■ 高脂血症とは
血液の中のアブラの成分です。高コレステロール血症とも言います。コレステロールには良いコレステロール(HDLコレステロール)と悪いコレステロール(LDLコレステロール)があり、良いコレステロールが高い人は問題ありません。悪いコレステロールをほったらかすと、動脈硬化が進んで、将来には病気を起こす可能性がコレステロールが高くない人より上がることになります。多くは血筋や生活によってコレステロールが高くなることが多いですが、心当たりのない場合や急に起こったは、糖尿病、甲状腺、肥満、腎臓、薬から起こることもありますので、先生に相談してみましょう。
■ 高脂血症をほったらかすと
コレステロールが高いのをほったらかしにしている人はいませんか?
高脂血症には症状がありません。しかし、ほったらかしにすると、動脈硬化が進んで、狭心症(心臓を栄養する血管が詰まって胸が痛くなる)、心筋梗塞(心臓を栄養する血管が詰まって心臓を動かす細胞が死ぬ)、閉塞性動脈硬化症(足や手の先の血管が詰まって冷たくなったりしびれたり潰瘍を作ったりする)、黄色腫、膵炎を起こす可能性が、コレステロールが高くない人より高くなります。
■ 高脂血症の検査
血液の検査です。検診での血液検査で測ってあることが多いです。症状のある人は病院へ行けば測って貰えます。症状のない人は健康診断を受けましょう。
■ コレステロールを薬を飲まずに下げる方法
お薬を飲みたくない一心で頑張ってある人も多いと思います。まずは運動です。酸素を使う運動を出来るだけ毎日、週180分以上が理想ですが、達成できている人は少ないと思います。酸素を使う運動には、速歩、社交ダンス、水泳、サイクリングなどがあります。畑仕事は、筋肉は使うかもしれませんが、酸素を使う運動にはならないと思うので、運動は別にした方がいいでしょう。筋肉が落ちてしまったお年の方は、筋肉をつけると良いですが、腰や関節を痛めない程度にしてください。大事なのは、出来ることを一生するつもりですることです。通勤を徒歩や自転車で行くのは、車大好きな佐賀県民には有効だと思われます。都会の皆さんは、駅から駅へ徒歩で階段を上ったり下りたりしていますよ。3階までは階段で昇るとか決めるのも良いと思います。少しから改善して行きましょう。
それから食事です。肉より魚、動物油より植物油、油もの(揚げ物、油炒め)を控える、お酒を減らすことです。
体重は理想体重まで減らしましょう。理想体重=身長(cm)×身長(cm)×22
喫煙はもってのほかです!!
しかし、食事も運動も限界があります。生活習慣を変えようと思って3か月後、やはり数値が高い場合、もしくは次の検診でも高い場合は、潔く諦めてお薬を飲むことを考えましょう。もちろん、生活習慣改善は治療の中でも一番大事なことですので続けて下さい。タバコを吸っている人も、病院を恐れず受診しましょう!良い方法が見つかるかもしれません。
■ コレステロールの薬はこれから一生飲まなければいけませんか?
中には生活習慣の改善を頑張って、必要なくなる人もいます。しかし、コレステロールは年と共に増えるものですし、下がった数値も薬のお陰であることが大多数です。飲み続けた方が今後、病気を起こす予防のためには良いと思います。
■ コレステロールの薬の副作用にはどんなものがありますか?
副作用が怖くて飲まない人も多いかもしれません。確かに、お薬が体に合わない人も時々います。しかし、メリットとデメリットを考えた上で、お薬を飲んだ方が良い場合にしか、内服は勧めません。お薬を変えたりして調整しますので、是非相談してみてください。主な副作用としては横紋筋融解症があります。筋肉が痛くなったり尿が褐色になったりします。飲み始めてから何か気になる症状がある時は先生に相談してみて下さい。
血液の中のアブラの成分です。高コレステロール血症とも言います。コレステロールには良いコレステロール(HDLコレステロール)と悪いコレステロール(LDLコレステロール)があり、良いコレステロールが高い人は問題ありません。悪いコレステロールをほったらかすと、動脈硬化が進んで、将来には病気を起こす可能性がコレステロールが高くない人より上がることになります。多くは血筋や生活によってコレステロールが高くなることが多いですが、心当たりのない場合や急に起こったは、糖尿病、甲状腺、肥満、腎臓、薬から起こることもありますので、先生に相談してみましょう。
■ 高脂血症をほったらかすと
コレステロールが高いのをほったらかしにしている人はいませんか?
高脂血症には症状がありません。しかし、ほったらかしにすると、動脈硬化が進んで、狭心症(心臓を栄養する血管が詰まって胸が痛くなる)、心筋梗塞(心臓を栄養する血管が詰まって心臓を動かす細胞が死ぬ)、閉塞性動脈硬化症(足や手の先の血管が詰まって冷たくなったりしびれたり潰瘍を作ったりする)、黄色腫、膵炎を起こす可能性が、コレステロールが高くない人より高くなります。
■ 高脂血症の検査
血液の検査です。検診での血液検査で測ってあることが多いです。症状のある人は病院へ行けば測って貰えます。症状のない人は健康診断を受けましょう。
■ コレステロールを薬を飲まずに下げる方法
お薬を飲みたくない一心で頑張ってある人も多いと思います。まずは運動です。酸素を使う運動を出来るだけ毎日、週180分以上が理想ですが、達成できている人は少ないと思います。酸素を使う運動には、速歩、社交ダンス、水泳、サイクリングなどがあります。畑仕事は、筋肉は使うかもしれませんが、酸素を使う運動にはならないと思うので、運動は別にした方がいいでしょう。筋肉が落ちてしまったお年の方は、筋肉をつけると良いですが、腰や関節を痛めない程度にしてください。大事なのは、出来ることを一生するつもりですることです。通勤を徒歩や自転車で行くのは、車大好きな佐賀県民には有効だと思われます。都会の皆さんは、駅から駅へ徒歩で階段を上ったり下りたりしていますよ。3階までは階段で昇るとか決めるのも良いと思います。少しから改善して行きましょう。
それから食事です。肉より魚、動物油より植物油、油もの(揚げ物、油炒め)を控える、お酒を減らすことです。
体重は理想体重まで減らしましょう。理想体重=身長(cm)×身長(cm)×22
喫煙はもってのほかです!!
しかし、食事も運動も限界があります。生活習慣を変えようと思って3か月後、やはり数値が高い場合、もしくは次の検診でも高い場合は、潔く諦めてお薬を飲むことを考えましょう。もちろん、生活習慣改善は治療の中でも一番大事なことですので続けて下さい。タバコを吸っている人も、病院を恐れず受診しましょう!良い方法が見つかるかもしれません。
■ コレステロールの薬はこれから一生飲まなければいけませんか?
中には生活習慣の改善を頑張って、必要なくなる人もいます。しかし、コレステロールは年と共に増えるものですし、下がった数値も薬のお陰であることが大多数です。飲み続けた方が今後、病気を起こす予防のためには良いと思います。
■ コレステロールの薬の副作用にはどんなものがありますか?
副作用が怖くて飲まない人も多いかもしれません。確かに、お薬が体に合わない人も時々います。しかし、メリットとデメリットを考えた上で、お薬を飲んだ方が良い場合にしか、内服は勧めません。お薬を変えたりして調整しますので、是非相談してみてください。主な副作用としては横紋筋融解症があります。筋肉が痛くなったり尿が褐色になったりします。飲み始めてから何か気になる症状がある時は先生に相談してみて下さい。
2010年4月13日火曜日
上部消化管内視鏡検査
江口医院では上部消化管内視鏡検査をしています。
今年の3月から、鼻から通して行う経鼻内視鏡検査が導入されました☆
○ 上部消化管とは
ヒトの消化器官には、口腔、咽頭、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門があります。食べ物が口から入って出てくる通り道です。「上部」とは、十二指腸より上を指します。
○ 上部内視鏡検査とは
内視鏡とは細長い管を体内に通してモノを見る検査器具のことです。昔、上部消化管内視鏡検査は、カメラを先端につけたものが多く、胃・十二指腸カメラと呼ばれていました。現在もその名残でカメラと呼ばれることが多いと思われます。最近のほとんどの内視鏡は光ファイバーを使ってあり、内視鏡、胃ファイバー、胃十二指腸ファイバー、GIF(GastroIntestinal Fiberscopeの略)とも呼ばれています。以下では、なじみやすい胃カメラと呼ぶことにします。
胃カメラでは、口腔から十二指腸の途中まで観察することが出来ます。胃のむかむかが続く人、胃が痛む人、体のどこかから出ている出血による貧血を言われている人、胃癌検診でひっかっかった人などが受けます。佐賀では、胃カメラの検査を受けないと出せないあお薬もあります。胃炎や胃癌を起こしやすい細菌として「ピロリ菌」が有名ですが、当院では内視鏡で組織を採ってくる「ピロリ菌が感染しているかの検査」は行っていません。必要があれば、採血で検査します。ピロリ菌は胃酸の分泌が充分に発達していない幼少期に、親の口うつしで食べることにより感染することが多いと言われています。虫歯と同じですね。
当院では、鼻からと口からの両方の機器があり、患者さんによっては選ぶことが出来ます。
鼻からの検査の良いところは、口からの検査に比べ、嘔吐反射が少ないことです。嘔吐反射は、咽にモノが当たると「おえっ」とくるあの反射のことです。若い人は嘔吐反射が強く、苦い思い出からなかなか検査に踏み切れない人も多いでしょう。鼻からの検査で敷居が低くなって、必要な検査を受けて頂けることを願っています。鼻からの検査の悪いところは、管が細いため、胃の中の液を引くのに時間がかかることです。何も食べていないくても口や胃は消化液を分泌していますし、胃の運動が悪い人は食べ物が残っていることがあります。そんな時には時間がかかります。また、前処置に時間がかかります。検査自体は通常15分程度で済みますが、その前に、鼻の麻酔をかけたり、鼻の穴を管で広げたりするのに20分程度かかります。鼻の穴の狭い人にはお勧め出来ません。あとは、検査をするお医者さんの問題ですが、扱い方が多少難しくなる様です。
口からの検査の良いところは、胃の内容物の吸引が早いこと、大きいカメラでしっかり観察出来ることです。今までに胃癌などの病気を言われたことがある人は、口からの検査をお勧めします。
<ちなみに>私は鼻から内視鏡の経験者(される方)です。口からの検査をしたことがないので比較は出来ませんが、嘔吐反射は2回くらいで済みました。喉を見るときにもおえっと来るのに、想像していたより楽でした。片目からと鼻から涙がぼろぼろ出ました。画面では鼻血が出ていましたが、そんなに気にはならない程度です。麻酔のせいか鼻血のせいか、済んだ後に鼻の中がカピカピしていました。
○ 検査の方法
前日の9時から食べ物禁止です。色のついていない飲み物(○:お茶、水、×:牛乳)は飲んでも良いですが、朝に沢山飲むと、検査で吸い出すのに時間がかかりますので控え目が良いです。鼻から検査の人は、鼻のスプレー麻酔、ゼリー麻酔、細い管、少し太い管を入れて鼻を慣らします。鼻がつんときます。喉に降りてきた麻酔は飲んで良いです。あとは、鼻からの人も、口からの人も、胃の運動を抑える薬を肩に注射し、胃の泡を消す薬を飲んで、胃全体に行き渡るようにごろんごろんします。注射はないこともあります。注射が苦手な人、緑内障、前立腺肥大がある人は、検査の前に相談して下さい。検査は15分くらいで胃、十二指腸の途中まで観察し終わります。怪しいモノがある時は、色素をまいて、胃の表面に色をつけて観察します。検査中は唾を飲み込むと喉に麻酔がかかっているのでむせることがありますので、飲みこみません。検査の後はのどの麻酔が切れるまで、30分くらい飲食は控えましょう。
眠くなる注射をして検査をする施設もありますが、帰りの運転の心配や薬の副作用の心配もあるので、当院では行っていません。
今年の3月から、鼻から通して行う経鼻内視鏡検査が導入されました☆
○ 上部消化管とは
ヒトの消化器官には、口腔、咽頭、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門があります。食べ物が口から入って出てくる通り道です。「上部」とは、十二指腸より上を指します。
○ 上部内視鏡検査とは
内視鏡とは細長い管を体内に通してモノを見る検査器具のことです。昔、上部消化管内視鏡検査は、カメラを先端につけたものが多く、胃・十二指腸カメラと呼ばれていました。現在もその名残でカメラと呼ばれることが多いと思われます。最近のほとんどの内視鏡は光ファイバーを使ってあり、内視鏡、胃ファイバー、胃十二指腸ファイバー、GIF(GastroIntestinal Fiberscopeの略)とも呼ばれています。以下では、なじみやすい胃カメラと呼ぶことにします。
胃カメラでは、口腔から十二指腸の途中まで観察することが出来ます。胃のむかむかが続く人、胃が痛む人、体のどこかから出ている出血による貧血を言われている人、胃癌検診でひっかっかった人などが受けます。佐賀では、胃カメラの検査を受けないと出せないあお薬もあります。胃炎や胃癌を起こしやすい細菌として「ピロリ菌」が有名ですが、当院では内視鏡で組織を採ってくる「ピロリ菌が感染しているかの検査」は行っていません。必要があれば、採血で検査します。ピロリ菌は胃酸の分泌が充分に発達していない幼少期に、親の口うつしで食べることにより感染することが多いと言われています。虫歯と同じですね。
当院では、鼻からと口からの両方の機器があり、患者さんによっては選ぶことが出来ます。
鼻からの検査の良いところは、口からの検査に比べ、嘔吐反射が少ないことです。嘔吐反射は、咽にモノが当たると「おえっ」とくるあの反射のことです。若い人は嘔吐反射が強く、苦い思い出からなかなか検査に踏み切れない人も多いでしょう。鼻からの検査で敷居が低くなって、必要な検査を受けて頂けることを願っています。鼻からの検査の悪いところは、管が細いため、胃の中の液を引くのに時間がかかることです。何も食べていないくても口や胃は消化液を分泌していますし、胃の運動が悪い人は食べ物が残っていることがあります。そんな時には時間がかかります。また、前処置に時間がかかります。検査自体は通常15分程度で済みますが、その前に、鼻の麻酔をかけたり、鼻の穴を管で広げたりするのに20分程度かかります。鼻の穴の狭い人にはお勧め出来ません。あとは、検査をするお医者さんの問題ですが、扱い方が多少難しくなる様です。
口からの検査の良いところは、胃の内容物の吸引が早いこと、大きいカメラでしっかり観察出来ることです。今までに胃癌などの病気を言われたことがある人は、口からの検査をお勧めします。
<ちなみに>私は鼻から内視鏡の経験者(される方)です。口からの検査をしたことがないので比較は出来ませんが、嘔吐反射は2回くらいで済みました。喉を見るときにもおえっと来るのに、想像していたより楽でした。片目からと鼻から涙がぼろぼろ出ました。画面では鼻血が出ていましたが、そんなに気にはならない程度です。麻酔のせいか鼻血のせいか、済んだ後に鼻の中がカピカピしていました。
○ 検査の方法
前日の9時から食べ物禁止です。色のついていない飲み物(○:お茶、水、×:牛乳)は飲んでも良いですが、朝に沢山飲むと、検査で吸い出すのに時間がかかりますので控え目が良いです。鼻から検査の人は、鼻のスプレー麻酔、ゼリー麻酔、細い管、少し太い管を入れて鼻を慣らします。鼻がつんときます。喉に降りてきた麻酔は飲んで良いです。あとは、鼻からの人も、口からの人も、胃の運動を抑える薬を肩に注射し、胃の泡を消す薬を飲んで、胃全体に行き渡るようにごろんごろんします。注射はないこともあります。注射が苦手な人、緑内障、前立腺肥大がある人は、検査の前に相談して下さい。検査は15分くらいで胃、十二指腸の途中まで観察し終わります。怪しいモノがある時は、色素をまいて、胃の表面に色をつけて観察します。検査中は唾を飲み込むと喉に麻酔がかかっているのでむせることがありますので、飲みこみません。検査の後はのどの麻酔が切れるまで、30分くらい飲食は控えましょう。
眠くなる注射をして検査をする施設もありますが、帰りの運転の心配や薬の副作用の心配もあるので、当院では行っていません。
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