2011年3月15日火曜日

BLS講習会:一人CPR

心肺蘇生の講習会に行ってきました。
AHAガイドライン2010を習ってきました。
BLS(Basic Life Support)とは、心肺停止状態の人に対して行う救命処置です。医療に従事しない一般人も行えます。講習会にも、救命士さん、看護師さんなど、いろんな人が来ていました。

● 一人心肺蘇生の方法
倒れた人、倒れる人を見かけたら、
1.反応をチェック
 「大丈夫ですか!?」
 半身麻痺もありえるので、両肩を触る。
2.呼吸をチェック
 2005年と変わったところは、何秒以内、以上という規定がなく、瞬時に行うということ。
3.救急対応システムに通報し、AEDを依頼する。
 「誰か来てください。119番通報とAEDをお願いします。」
4.頸動脈で脈拍をチェック
 10秒以内。
5.心臓マッサージを30回。
 「1,2,3,4・・・30」
 乳頭と乳頭の中心に、両手を重ねて置き、指は軽く組み、1分間に100回以上。
 深さは5cm以上。(これも2005の4cmから変更)
6.頚椎損傷の心配がなければ、頭部後屈で人工呼吸を2回。
 1秒1呼吸。胸郭が膨らむのを確認する。
7.心臓マッサージ→人工呼吸を繰り返す。

AED(Automated External Defibrillator)は、日本語で自動体外式除細動器です。心臓が止まった人に電気ショックを与えて心臓を動かす道具です。電源入れて、パッドを付けて、コードをつないで、心マを止めて解析を待ち、必要があれば、全員離れてショックボタンを押す。CPR再開。最近はちょこちょこ見かけます。正直言うと、残念ながら当院にはありません。予算とメンテナンスの問題みたいです。欲しいです。佐賀県のAED設置施設が紹介してあるサイトを発見。
http://www.pref.saga.lg.jp/web/kurashi/_1019/ki-kyukyu/aedsetti/aed-sisetu.html
一番近いAEDははがくれ荘や佐賀共栄銀行になるでしょうか。救急車とどちらが早いか。AEDの値段は結局分かりませんでした。英語のだったら11万くらいであると聞いたような。でもどうせ買うなら誰でも扱えるモノが良いと思うし、有効期限や点検も必要と考えるともっとかかるだろう。電極パッドは製造から1年半から2年、バッテリーは製造から2年から5年が使用期限のものが多いらしい。そうするとリースが良いのか。値段が分からないので検討しようがない。ポケットマスクは私が買ったのを常備しときます。

心臓マッサージはだいたい2分間で人工呼吸係と交代するのですが、結構きつかったです。背筋は1,2日、腹筋は3,4日くらい痛かったです。日頃の運動不足は承知しておりますが…。ACLSに向けて腹筋し始めました。